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2000/04/14 「酒井・徳島大教授ら出資VB ニュービジネス協が支援」(日本経済新聞)

酒井・徳島大教授ら出資VB 次世代の青紫半導体レーザーに適した半導体材料として注目される窒化ガリウム基板の量産を目指すベンチャー企業が13日、発足した。
徳島大学の酒井士郎教授が開発した量産技術を活用し、今後1年で商業ベースに乗る2インチ基板の製造技術の確立にめどを付けると説明しており、来春に株式も公開する方針だ。
ニュービジネス協が支援 社長に村本事務局長 協議会写真社団法人徳島ニュービジネス協議会(植田道雄会長)が人材面などで支援する産学協同ベンチャーとなった。
新会社は「ナイトライド・セミコンダクター」。
同協議会は社団法人のため直接企業を設立したり営業活動を展開したり出来ず人材面などで支援する。
社長に協議会の村本宜彦常務理事・事務局長が就任。
酒井教授は技術アドバイザーに就任する予定。
本社は徳島市に置き、資本金は2200万円。
村本氏が2000万円、酒井教授が200万円を出費した。
成功報酬方式の給与体系で研究員を募集して開発の陣容を整える。
来春までに量産体制を整える方針だ。
必要な資金は順次増資しながら調達する。
酒井教授が開発した窒化ガリウム基板の量産技術は「直接合成法」。
従来知られてきた気相成長法がオープンスペースで生成するのに対し、密閉した空間で原料を必要な分だけ効率的に使いながら厚膜の窒化ガリウム結晶を作るという。協議会写真現在1cmの基板の試作に成功しており、今後商業ベースに乗る約5cm(2インチ)の基板作りを目標に量産技術の確立を目指す。
窒化ガリウム基板は大容量の次世代DVD(デジタル多用途ディスク)を記録・再生する青紫半導体レーザーに適した基板といわれ、これを使えばレーザーの寿命が延び性能も安定するとされている。

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