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ナイトライド・ニュース

2003/03/05 「紫外線LEDデバイス 出力高め実用化 樹脂硬化など需要見込む」(徳島新聞)

半導体ベンチャーナイトライド 紫外線LEDデバイス 出力高め実用化 樹脂硬化など需要見込む 産学連携のベンチャーのナイトライド・セミコンダクター(鳴門市瀬戸町)は4日、光の波長が363ナノ(ナノは10億分の1)メートルと372ナノメートルの2種類の高出力紫外線発光ダイオード(LED)モジュールデバイス(多数実装素子)を開発し、商品化したと発表した。印刷用インクの乾燥や樹脂硬化向けなど幅広い需要を見込んでいる。
2つの新製品はいずれも、LEDチップを多数搭載したモジュールタイプで、直径8ミリのデバイスに12個のチップを搭載し、高出力化した。性能は、ピークの波長が363ナノメートルの製品が出力20ミリワットで、372ナノメートルの製品が出力30ミリワット。
従来、多数のLEDチップを実装すると、熱により出力が低下し、性能が十分引き出せない問題もあったが、チップの出力アップを図るとともに、デバイスの基板材料や形状、接合方法を見直し、紫外線反射などの光学特性を向上させることで、高出力化した。

MD

ナイトライド・セミコンダクターが開発した363ナノメートル、出力20ミリワットの紫外線LEDモジュールデバイス

現在、樹脂硬化など工業用などには一般に紫外線ランプが使用されているが、寿命や操作性に問題があり、関係者の間で、実用化に向けた紫外線LEDの高出力化を求める声が高まっていた。
同社は4月からサンプル出荷を始める予定。
村本宜彦社長は「性能的にも紫外線ランプに十分対抗できる。市場の動向を見極め順次量産に移行する」としている。

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