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ナイトライド・ストーリー

Chapter 177

新年、明けましておめでとうございます!今年もオミクロン株、大雪の何やら落ち着かない年明けになりました。異常気象は、年中行事という有様で、地球温暖化防止は待ったなしの状況にあります。弊社は、昨年末、SARS-COV-2オミクロン株の発生を受けて、急遽、深紫外線LED殺菌照明の新製品を発表しました。ワクチンの効果が限定的で、海外では感染者数が過去最高を記録するところも出ているので、日本に於いても予防策としてお役に立てればと、準備しました。ワクチンは、体内に取り込まれたウイルスに対する防御手段ですが、体内に侵入する前に無力化できれば、それに越したことはありません。深紫外線領域の光で、細菌やウイルスを不活化できることはご承知の通りですが、照射方法や不活化に掛かる時間を適正に管理しなければ意味がありません。直接浴びて安全とされる222nmと深紫外線LEDの265~275nmは、水銀使用制限の影響もあって、従来のUV(低圧水銀)ランプに代わる、殺菌用光源として注目されています。そこで、それぞれの光の特徴を理解して、正しく応用する必要があると考え国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター西村秀一先生のご協力を得て254nmのUVランプとの比較で、エキシマランプの222nm、そして深紫外線LEDの275nmの疑似新型コロナウイルスOC43に対する不活化効果を評価して頂きました。試験前の予想では、254nmが有利、222nmと275nmで、どちらの効果が高いかは不明といった状況でしたが、結果は、275nm、254nm、222nmという順番に不活化効果が高いという結果になりました。詳細は、近日中に論文にて発表致しますが、私共もこの結果には目を疑いました。なぜなら、DNAやRNAを構成する核酸の最大吸収帯が254nm近辺なので、ウイルスの種類に関らず、254nmに近い程有利と予想されたからです。紫外線を吸収することで、タンパク質が変質し、遺伝情報が伝達できなくなるというのが一般的な解釈であり、222nmと275nmは、254nmからそれぞれ約30nm短波と20nm長波にずれています。ところが、結果は、275nmが、254nmを上回る結果になりました。当然のことながら、照射エネルギー量(照度×時間、単位Jジュール)は、等しくなるように調整し、不公平にならないよう統一してあります。光源からウイルスまでの距離は50cmと、医療現場等の実践的環境に近い条件として、薬剤での不活化評価によく見られる現実離れした環境での試験ではありません。人体に有害な環境で試験しても意味がないからです。

計らず、弊社の深紫外線LED殺菌照明に有利な結果になりましたが、LEDなので、省エネ、長寿命、そして人がいる場合はセンサーの働きで照射しない安全設計も徹底しています。LEDだからこそ、確実、且つ安全にウイルスを撃退できる仕組みがあります。 今年は、次世代ディスプレーとして期待されるマイクロUV-LEDの開発と併せて、深紫外線LED照明が、幅広く応用されるよう啓蒙と普及に努力して行きたいと思います。 本年も、引き続き、宜しくご支援、ご鞭撻の程、お願い申し上げます。

今年はマイクロUV-LEDディスプレー&殺菌照明

今年はマイクロUV-LEDディスプレー&殺菌照明

令和4年 1月 1日

新年のご挨拶

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