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ナイトライド・ストーリー

Chapter 181

日本のボケ振りも見事というしかない。独ヒットラー、伊ムッソリーニ、昭和天皇と並べられて、異議申し立て?そんな感覚だから、日本はいつまで経っても外交2流国と言われる。この行為が近隣諸国の神経を逆撫でしていることをわかっているだろうか?日本の教育は、過去の過ちを包み隠すのではなく、真実を伝えて、反省させるように改めなければ、国際感覚の乏しい島国根性のボケ養成所として、今後も世界の笑い者となる。昭和天皇は、当時、現人神であり、戦争などという世俗的なことに興味があった筈もなく、実際に戦争に反対していたと言われるので、前2者とは異なる。どちらかと言えば、「大東亜共栄圏」を推進した東條英機HIDEKI TOJO(軍人、A級戦犯で絞首刑)の間違いだとゼレンスキー大統領に伝えるべきだろう。しかし、真実は個人の責任ではなく、劣等感の塊だった日本人が戦争を仕掛けたことは日本国民の総意だったと受け止められても仕方ない。世界から孤立し、石油を確保するためという大義は、ただの言い訳に過ぎない。日本軍がアジア各地で行った残虐行為は、東京裁判に於いて、南京だけで20万人以上の犠牲者がいたとされる。これは、高々85年前の話に過ぎない。すぐ隣の大国、中国が、今や世界2位の経済力、3位の軍事力を持つとなれば、日本は、もっと恐れ、償うべきだ。南京侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館に行けば、その非人道的な行いは、一目瞭然。中国人の味わった深い悲しみと怒りは収まっていない。共産主義化することを恐れて、米国を中心としてまとめ上げられた戦後補償は、近隣諸国の事情を反映していなかった。最高裁の判決に於いても、もう終わったことになっているが、果たしてこれでよいのか?少なくとも、被害者の心の傷を癒すべく、学校に於いて、事実を生徒が知り、真剣に考える場を設ける必要がある。そうすれば、日本人は、もっと謙虚になれる。英単語を覚えるよりも、歴史を知ることで、罪を償いたいと思う子供が増えることが必要な気がする。そして、英語ではなく、謝罪するために、中国語や韓国語を勉強したいという子供が増えることを期待したい。今更ではあるが、何もしないよりましだ。ロシアのウクライナ侵攻は、ある意味、日本人が長らく記憶から消し去っていた不都合な真実を思い起こさせてくれた。そして、微妙な勘違いはあるが、日本人が、プーチン、ヒットラーと同レベルの侵略者として、世界中の人々の記憶の中にあることを教えてくれている。

それにしても、ウクライナが未だに持ち堪えているのは驚異と言える。製鉄所の地下に核シェルターがあり、しかも、稼働するよう準備していた。日本が侵略を受けたら、ここまで持ち堪えられるか?3日と持たない気がする。日本は、敗戦国でありながら、独や韓国のように共産圏と分割統治されるような最悪に事態は免れた。それどころか、戦後賠償も大幅に免除されて復興経済を享受した。ウクライナの人々は、91年のソ連崩壊まで、自由のない共産圏の苦しみを痛い程理解しているので、死んだ方がましと思えるのだろう。これを機会に、日本人は、近隣諸国との関係をもっと真剣に考える必要がある。 

令和4年 4月26日

日本人に武士の美学はないのか?

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