ナイトライド・ニュース
半導体ベンチャーのナイトライド・セミコンダクター（徳島県鳴門市、村本宜彦社長）は光の波長が365ナノメートルの紫外線発光ダイオード（LED）を開発、サンプル出荷を始めた。
20ミリアンペアの電流を流すと光を発する。波長365ナノメートルの光は、微細な電子部品の組み立てなどに使われている樹脂製の光硬化型接着剤が反応する領域。
現在その光源としては水銀ランプが利用されているが、LEDの出力は現時点で1ミリワットで、今後水銀ランプの代替品とすることが可能という。同社では「寿命が長く、廃棄処分する際の環境負荷が小さい」として、幅広い市場を開拓したい考え。サンプル出荷価格は1個2千円。鳴門市の本社工場で生産する。
同社は来年1月から波長370ナノメートルの製品を量産出荷する。
