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2003/01/03 「新規上場、今年は150社前後」(日経金融新聞)

新規上場、今年は150社前後

2003年に株式を新規上場する企業数は引き続き高水準になりそうだ。証券買いでは140-150社程度と、昨年の124社と比べて約一割増えるとの見方が多い。サービス業を中心に上場意欲を持つ未公開企業はなお多く、セイコーエプソンなどの有力企業も登場しそうだ。
エプソンが目玉 ブックオフや幻冬社も 市場関係者の期待を集めるセイコーエプソンは2002年2月期の単独売上高が9629億円。プリンターや電子デバイスなどで有力製品を抱え、国内外で高い知名度を持つ。しかし情報技術(IT)不況の直撃で前期は180億円の単独最終赤字に転落、いったんは株式公開も遠のいたかにみえた。
“助け船”になったのが東京証券取引所が昨年打ち出した上場基準の緩和度だ。上場直前期の売上高が100億円以上で、上場時の株式時価総額が1000億円以上を見込める企業には、赤字でも上場への門戸を開くことにした。
セイコーが2002年に二度にわたり実施したセイコーエプソン株売却の一株当たり価格で算出すると、時価総額は4000億円-4700億円程度になる見通し。時価総額基準もクリアしており、大型銘柄として注目を集めそうだ。
大手企業としてはこのほかテレビ東京の上場が予想されるほか、新生銀行も米投資ファンドの中で経営を立て直し年内上場に意欲を見せる。
ベンチャー企業は多彩な顔ぶれが並ぶ。なかでもデフレ経済のもと、低価格路線で成長した小売業の上場が相次ぐ見通し。中古書籍店チェーンのブックオフコーポレーション(神奈川県相模原市)や百円ショップの山洋エージェンシー(岐阜県大垣市)、メガネスーパー(神奈川県小田原市)は調達資金をもとに店舗展開を加速する構え。
昨年から始まった大学発ベンチャーの上場も本格化しそうだ。ナイトライド・セミコンダクター(徳島県鳴門市)やDNAチップ研究所(横浜市)は上場時に調達する資金を開発投資に充て、成長を加速させる。
ユニークなところでは「大河の一滴」などのヒットで知られる文芸出版社の幻冬社(東京・渋谷)が1月にジャスダックに上場する。すでに上場承認を得ており、文芸書を手掛ける出版社の上場は1998年の角川書店以来になる。
日産自動車から経営陣による企業買収(MBO)で独立したパンテック(横浜市)も年内の上場が見込まれ、投資会社が支援した大企業からのMBO条件としては初の事例になる。

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