Home Sitemap English
header
HOME

ナイトライド・ニュース

2003/04/27 「挑む起業家たち 紫外線LEDが「鉱脈」」(朝日新聞)

ナイトライド・セミコンダクター 村本宜彦さん
挑む 起業家たち 小鳴門海峡の美しいパノラマを眼下に望む高台の工業団地の一角。従業員23人、創業後わずか3年の半導体ベンチャー、ナイトライド・セミコンダクター(徳島県鳴門市)の本社工場に、国内外の企業から訪問者が相次ぐ。目当ては同社が独自開発した紫外線発光ダイオード(LED)。社長の村本宜彦さん(41)は「とんでもない鉱脈にぶち当たった。これこそハイテクベンチャーのすごみですね」と開発成果に自信を見せる。
昨年製品化した紫外線LEDの光の波長は370ナノメートル(ナノは10億分の1)で、世界で最も短い。さらに今年は波長363ナノメートルで世界最高出力の紫外線LEDの開発にも成功し、今月からサンプル出荷を始めた。
LEDは電圧をかけると光を出す半導体素子。材料の化合物によって赤、緑、青など発光する色が決まるが、紫外線LEDは人間の目には無色で、光をあてる蛍光体でどんな色でも表現できる「究極のLED」だ。
自動販売機などに使われる紙幣識別装置や、光触媒反応を使う空気清浄機の光源、携帯電話のバックライト、ヒトゲノム解析やがん治療など、想像もしなかった応用分野が見つかり、サンプル出荷先は大企業を中心にすでに200社を超えた。

紫外線LEDが「鉱脈」

日本ガイシの広報室勤務、イベントプロデューサーなど、村本さんの職歴は多彩。日当8千円の引っ越しのアルバイトで食いつないだ時期もある。96年に知人の縁で徳島に移り、ベンチャー企業を支援する「徳島ニュービジネス協議会」を設立し、事務局長に就任。ここで窒化物半導体の権威である徳島大工学部の酒井士郎教授と出会ったことが転機となった。
酒井さんをアドバイザーに迎え、00年4月に会社を設立。大企業が手がけていない紫外線LEDの分野に狙いを定めた。
将来性を買って、有力投資会社の米カーライル・グループや、東京海上火災保険、丸紅などが増資に応じ、設立時2200万円だった資本金は7億円を超えた。
02年の売上高は5千万円。03年度に単年度黒字化を達成し、04年度で累積損失を解消できるめどもついた。「LEDの出力をさらに高めれば、白色照明やディスプレーにも応用できる」。膨らむ市場に、期待も膨らむ。

BACK TOP NEXT

TOP


All Rights Reserved, Copyright© NITRIDE SEMICONDUCTORS .Co.,Ltd.