ナイトライド・ニュース
ナイトライド 放熱性高い素材使う
半導体ベンチャーのナイトライド・セミコンダクター(徳島県鳴門市)は紫外線発光ダイオード(LED)を使った、既存製品より安価な投光器を開発した。紫外線に特化したLEDは金属の傷を調べる検査が効果的にできる。イルミネーション向けにも販売する。9月から本格出荷を始める。
遠距離照射用の「SLシリーズ」と、近距離用の「FLシリーズ」の2種類を用意した。放熱性の高い素材を使うことで熱による効率低下を抑えたうえ、既存の照明器具と部品を共通化することで価格を下げた。
想定販売価格はいずれも約20万円。同社によると、同種の他社製品の半額以下という。紫外線LED投光器はこれまで価格が普及のネックとなっていた。
安価な製品を供給することで、一般的に使われている水銀ランプを使った製品からの置き換え需要を狙う。