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ナイトライド・セミコン 野外投光器を開発
ナイトライド・セミコンダクター(徳島県鳴門市、村本宜彦社長、088-683-7750)は、高出力の紫外線発光ダイオード(UV-LED)を採用した野外用投光器2機種を開発した。9月に発売する。両製品とも約20万円以下の価格を想定し、他社の競合製品と比べて半額以下とする考え。
イルミネーション用のほか、金属表面の傷を検査する探傷試験用などに売り込む。初年度4億円の売り上げを目指す。発売するのは、UV-LEDの波長が395ナノメートル(ナノは10億分の1)で遠距離スポット照射用「SLシリーズ=写真」と波長365ナノメートルで近距離広範囲照射用「FLシリーズ」。
UV-LEDパッケージを高放熱銅基板に実装し、熱による効率の低下を抑えた。また白色照明用器具と部品を共通化することで価格を下げた。さらにLEDチップは1.4ミリメートル角と大面積で高出力を実現した。パッケージには放熱性の高い窒化アルミニウムを採用している。
現在、水銀を含むUVランプに代わって、UV-LEDを使用した投光器が商品化されている。ただ高い価格が障壁となり、導入に二の足を踏んでいる顧客が多いとされる。