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ナイトライド・ストーリー

Chapter 139

4月1日付けで「働き方改革関連法」が施行されたが、「生類憐みの令」以来の悪法と言える。 この法律で、働く人々の働き方の何が変わり、なぜ、ハッピーになれるのか不明。

  1. 残業に上限を設ける
  2. 有休を取得させる
  3. 正規と非正規の格差是正
と、個別論では正論に聞こえなくもないが、大局的に物事を見ないで、小手先の改革をやると、本末転倒になる。

「改革」と銘打つからには、様々な職場の問題を根本的に解決して、誰もが納得できるような働き方にするべきではないだろうか?

今日の新聞一面にも、官民挙げた液晶連合の凋落の記事が掲載されているが、日本経済は、お家芸と言われた様々な産業分野で、メダルどころか、出場権さえ獲得できない状況に陥っている。 外貨が獲得できなければ、経済は衰退し、税収を財源とする公共サービスも維持できなくなる。 このような厳しい現状を踏まえれば、この法律が、実質的に有効に機能しないことは容易に推測できる。 そもそも論が抜けているのだ。


そもそもの疑問1 なぜサービス残業が減らないのか?

消費者の懐の紐が固く、競争も激しい⇒従業員に残業代を払えない。 しかし、従業員も事情がわかっている。 残業代⇒価格値上げ⇒客は離れる⇒職を失う


そもそもの疑問2 なぜ有休を取得できないのか?

自分が休めば、誰かがその穴を埋める必要⇒人手不足なので、代わりはいない⇒いたとしても、人を雇えばコストが上がる⇒価格値上げ⇒客が離れる⇒職を失う


そもそもの疑問3 正規と非正規を同一賃金にしなければならない根拠は何か?

受験戦争に勝ち抜き、更に、就職戦線を潜り抜け、同期内の厳しい生き残り競争を耐え忍んだ正規社員が、昨日、今日、テンポラリーで、ふらっと入って来た非正規社員と同じ賃金であることは公平か? 正規社員からすれば「今までの、俺の人生を返せ」となる。


これらは、私が口に出して言うまでもなく、多くの知識人が異口同音に異論を唱えており、私が敢えて言いたいのは、日本が、嘗てのように、世界の主要産業をリードするような状況にならない限り、どんな法律を制定しても、労働環境は改善されるどころか、悪くなる一方だろう。 オリンピック選手でも、企業でも、職人でも、豊かに生活できるのはトップの一握りの集団に過ぎない。 だから、世界の頂点を目指して、死ぬほどの練習や努力に励むのだ。 犯罪が多発する地域に、警察官を多く配置しても、効果が薄いことは常識。 経済的に豊かになり、貧困地区から這い上がって成功した若者をアピールすれば、犯罪率は激減する。 事情は全く同じ。

国が、本来やるべきことは、経済競争力を高め、世界のトップを狙える土壌を醸成すること。 そして、自分たちも、頑張れば、将来、あのようになれるというビジョンを示すこと。

「金と暇がなくても、夢と希望がある」それこそが働き方改革ではないか?

UV-µLEDによるφ60µmRGB蛍光体の発光の様子

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平成31年04月05日

働く意義は何か?

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