ナイトライド・ニュース
【徳島】ナイトライド・セミコンダクター（徳島県鳴門市、村本宜彦社長、088・683・7750）は、従来品比１０倍増の寿命を持つ紫外線（UV）発光ダイオード「NS375M-CPFV＝写真」を発売した。光樹脂硬化や蛍光材料の励起発光などに使える。価格は5000円程度で、初年度３億円の売り上げを目指す。
新商品はセラミックス基板に幅、奥行きともに280マイクロメートル（マイクロは100万分の1）のチップを27個実装。照射面へ均一にUVを照射できるようになったという。セラミックス基板の採用で、放熱性も向上した。寿命は約１万時間まで伸びた。
これまでの樹脂硬化などを目的に使用していたUVランプは、寿命が1000時間と短かった。さらに消費電力や発熱量が大きく、UVが安定しないなどの問題があった。寸法は幅・奥行きともに14.5ミリメートルで、厚さは1.1ミリメートル。従来品より出力効率も高まり、最大130ミリワットの出力を実現した。UVの波長は375ナノメートル（ナノは10億分の1)。
