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ナイトライド・ニュース

2007/05/19 「紫外線LED用途開発を強化 資金確保へ上場目指す」(日本経済新聞)

紫外線LED 用途開発を強化 ナイトライド 資金確保へ上場目指す紫外線発光ダイオード(LED)製造のベンチャー、ナイトライド・セミコンダクター(徳島県鳴門市、村本宜彦社長)はLED関連の研究開発を強化する。同社が開発した紫外線LEDは幅広い需要が見込まれ、今後5年間で用途開発などに約10億円を投じる。資金確保のため先端企業向け新市場への上場を目指す。
同社は徳島大学の技術を元に2000年に設立。02年に世界で初めて紫外線LEDを量産した。同社の紫外線LEDは、紙幣識別用のセンサーや、光触媒を使った空気清浄機用の部品として使われている。今後は電子回路の腐食防止などのために樹脂膜を硬化させる装置の光源として需要が期待されている。
用途開発を進めるため研究開発を強化する。同社は設立後ベンチャーキャピタルからの出資約14億円を元に製造設備費(約4億5千万円)や研究開発投資資金(約9億円)を賄っていた。このうち研究開発は今後5年でさらに10億円ほど必要になる見通し。資金調達のため、新たにジャスダック証券取引所が開設を準備している先端企業向け新市場への上場を目指す。同市場の場合、赤字企業でも上場申請日までに基盤事業で売上高を計上していれば上場を認める。同社の06年3月期決算は営業収益4千9百万円に対して最終損益が1億2百万円の赤字。07年3月期は採算が大幅に改善したもようだが、「上場するなら業績面でのハードルが低い方がよい」(村本社長)と判断した。

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