センサーは、安全管理、機能管理、品質管理、環境管理といった様々な分野で使われている。それらは主に、750nm以上の赤外線LEDが使われている。赤外線は、紫外線同様人の目には見えないが、家電製品のリモコン等、我々の身の廻りのあらゆるところで使用されている。一方、紫外線は人間の目に見えない微細な物質を見る高性能な目としての役割を担いつつある。
たとえば、紙幣は紙質とインクの色によって真偽判定を行うが、紫外線を照射し、紙、インクから反射する光を分析することによって、その微妙な成分の違いを判別することが可能である。従来自動販売機や銀行のATM（自動預け払い機）には、大型で効率の悪いUVランプが使用されていたが、小型、高効率のUV-LEDの登場により急速に置き換えが進んでいる。
また、金属の表面の微細な傷や欠陥を見つける画像処理機器の光源、更には、医療、バイオ分野では組織やDNAといった微小化学物質の検知用光源としてもUV-LEDが使用されている。この目には見えない光は、私たちの生活の安全と快適性を守っている。
(拡大図)
UV Banknote Tester - UV-BET
produced by BIRD 2 Ltd.
(UV-LED照射時)
