ナイトライド・ニュース
光半導体ベンチャーのナイトライド・セミコンダクター(徳島県鳴門市、村本宜彦社長)は樹脂で封止することで光の取り出し効率を同社従来品の2倍に高めた紫外線発光ダイオード(LED)を開発した。100個搭載した照射装置として2006年1月に発売する。紫外線の蛍光作用を使い、演出照明として普及している「ブラックライト」の代替需要を狙う。
開発した紫外線LEDの光の取り出し効率は従来品の10%から20%に高めた。1個の出力は375ナノ(ナノは10億分の1)メートルの波長の光で12ミリワット。これを100個搭載し出力1.2ワットを確保した紫外線照射装置をブラックライトの代替機として拡販する。価格は2万9800円。月に千台の販売を見込む。新装置は従来の蛍光灯を使うブラックライトに比べ寿命が約10倍の1万時間以上で、しみやそばかすの原因とされる短波長の光を含まない特徴を持つ。