ナイトライド・ニュース
【徳島】ナイトライド・セミコンダクター(徳島県鳴門市、村本宜彦社長、088・683・7750)は近紫外線(UV)発光ダイオード(LED)の新製品「NS400L-ERLM=写真=」を開発、6月中旬からサンプル出荷する。波長400ナノメートル(ナノは10億分の1)で、出力は33ミリワット(20ミリアンペア時)。価格は10万個購入の場合で、1個100円。年間2億円程度の売り上げを目指す。
新製品は直径5ミリメートルの樹脂砲弾型LED。外部量子効率51.6%を達成した。少ない電力量で強い近紫外線を発し、発熱量も少ない。
近紫外線は可視光(青色)と紫外線の境目の波長で、ピーク発光波長400ナノメートル。可視光に近いため、紫外線より安全で肌の日焼けや目にダメージを与えることが少ない。光樹脂(マニキュア)硬化用などで需要が増えている。ほかに空気清浄機・医療・バイオなどの分析装置用光源として売り込む。