ナイトライド・ニュース
紫外線発光ダイオード(LED)製造のナイトライド・セミコンダクター(徳島県鳴門市、村本宜彦社長)は従来より出力を2倍にした紫外線LEDを開発した。医療用や空気清浄機用のほか、ネイルアートやマニキュアなどの樹脂硬化用の光源に適しており、10月にもサンプル出荷を始める。
新製品の「NS375L-4SFH」は波長が375ナノ(ナノは10億分の1)メートルで、出力は95ミリワットと従来(48ミリワット)の2倍。波長400ナノメートルの「NS400L」は出力135ミリワット。チップの面積を小さくしながら、チップの形状や配置を工夫し、側面からも光を取り出すことに成功。高出力を得ることができたという。
LEDの高出力化はチップを大きくし、大電流を流す方式が主流だが、発熱量が増えるためコストが高くなる。新製品は発熱量を抑えており、低コスト・省エネルギーも実現したという。