ナイトライド・ニュース
【徳島】産学連携の半導体ベンチャー、ナイトライド・セミコンダクター(徳島県鳴門市、村本宜彦社長)は東芝子会社の東芝マテリアル(横浜市)と共同で、次世代の白色発光ダイオード(LED)を開発した。同社が得意とする紫外線LEDを利用し、従来の“疑似白色”とは違う自然な色合いを出せるという。
ナイトライドが製造するLEDチップの発する目に見えない紫外線を、特殊な蛍光体を通すことで、可視光線のレベルの波長に活性化し、白く光らせる。色の調整がないため、自然に近い白色が出せる。現在の白色LEDは色合いの自然さを示す数値が80以下だが、新方式なら95以上に達するという。
ナイトライドでは携帯電話、テレビ、照明など幅広い用途をにらみ、サンプル出荷などを通じて売り込みを図る計画。市場の動向をにらみながら量産化への準備を進める考えだ。