ナイトライド・ニュース
UV-LED技術のパイオニアであるナイトライド・セミコンダクター株式会社(以下、「当社」)は、電気部品販売業者であるDigi-Key Corporation(以下「Digikey」)に対し、American Opto Plus LED Corp.、Crystal IS Inc.、Kingbright Electronic Co., Ltd.、Luminus Devices Inc.、QT-Brightek Corp.等が製造し、Digikeyが販売するUV-LED製品を対象として、特許権侵害差止・損害賠償請求訴訟を米国ミネソタ州連邦地方裁判所に提起するとともに、Lite-On製のUV-LED製品を対象として、特許権侵害差止・損害賠償請求訴訟を米国テキサス州西部地区連邦地方裁判所に提起しております。
2021年6月18日、上記訴訟に関連して、当社は、上記UV-LED製造業者のうちの1社であるQT-Brightek Corp.(本社:米国カリフォルニア州)との間で、同社において同社製のUV-LED製品による特許権侵害を争わず、また、同社において当社の特許権を尊重することに同意することを内容とする、和解及び特許ライセンス契約を締結しましたことをご報告いたします。
なお、他のUV-LED製造業者の製品については、当社は、引き続き、米国ミネソタ州連邦地方裁判所及び米国テキサス州西部地区連邦地方裁判所での訴訟を追行していく予定です。
当社は、UV-LED業界で最も早く創業した企業の一つです。当社は、徳島大学酒井士郎名誉教授と共同で2000年に世界で初めて高効率UV-LEDの開発に成功し、以降、UV-LED製品を製造・販売しているUV-LEDのパイオニア企業です。当社はこれまで、困難を極めたUV-LED開発・改良に大きな研究開発投資をして参りました。
当社のUV-LEDに関する特許技術を守るために、当社は、2017年以降、当社特許権侵害行為に対する法的措置を講じて参りました。2020年には、当社は、米国カリフォルニア州北部地区連邦地裁において、当社のUV-LEDに関する特許権を侵害していたRayVioに対する勝訴判決を得ました。同判決は、当社特許権の有効性についても当社に有利に判断したものです。また、米国特許庁は、RayVioが請求したIPR手続において、当社特許権の重要なクレームの有効性を確認する決定を出しています。
当社は、当社特許権等の知的財産権を極めて重要な経営資産と位置付けており、今後も、当社の知的財産権を侵害又は侵害するおそれがある行為に対しては、世界各国において断固たる措置を講じて参る所存です。