Chapter 120
LEDピュア・シリーズの発売からあっという間に1か月が経過した。 プロモーション活動として、全国ネットでは、BS の海外人気TVドラマシリーズ、映画を提供。 また、関東地方で朝のニュース番組、東急電車全線中吊りワイド広告、そして、女性向け、男性向け、ペット向け雑誌等さまざまな方法で露出を図っている。 8月からは関西、東海地方でもTVCMが始まる。
弊社は、半導体という熾烈な国際競争に晒される環境に身を置いているので、規制に守られた業界、特に許認可ビジネスのことは分からない。 半導体では、高性能を安価に提供した者のみが生き残るという極めて全うな競争原理が働く。 従って、マスコミを騒がす政治家、役人と企業の癒着とは無縁である。
英国ブレグジットと米国大統領選でも指摘した通り、資本主義システム自体が疲弊している。 不公平感が募り、憎悪がテロを生む。 グローバル化によって国、企業、個人といった分類に於ける同質化が進み、既得権にすがろうとする者と奪おうとする者が争う構図が見える。
ところで、殺菌消臭器、殺菌器、蚊取り器の3製品の内、この1か月で一番売れたのは何か？ 実は蚊取り器だが、皮肉なことに、弊社は蚊取り器に関して一切広告をしていない。 広告しない理由は、性能が確実ではないこと。 蚊は、生き物であり、蚊にも都合がある。 疲れて飛びたくない。 人の血よりも木の汁を吸っていたいetc.
だから、すべての蚊を捕獲することは不可能である。 MOSピュアは、蚊の習性を科学的に解明し、捕獲率を高めているが100％ではない。 実際に、横浜にある公的機関で評価してもらったところ、捕獲率は、最高で約67.7％だった。 残り32.3％はどうなったか？ 壁に張り付いたまま、死んでしまった。 ところが、某有名企業の捕獲率97％を謳う蚊取り機能付き空気清浄機がある。 もし、事実なら凄い製品だが、試しにこの製品をMOSピュアと同時に部屋に設置して試験してもらったところ、MOSピュアがこの製品の2倍の蚊を捕獲した。 （MOSピュアが他社の2倍以上蚊を捕獲したとする報告書） 97％という捕獲率は一体どういう条件の下で行われたのか？ 疑問の残る結果になった。
私は、先月、国立病院仙台医療センターのウイルスセンター長 西村秀一先生を訪ねた。 西村先生は、2012年、日本感染症学会の論文に、プラズマクラスター、ナノイー等のイオン方式の空気清浄機は、
- 1.イオンによる殺菌効果が認められない
- 2.認められる殺菌はオゾンによるものである
私は、この論文を読んで、先生の正義感と勇気に感動し、一刻も早く直接お会いし、LEDピュアを適正に評価してもらいたいと思った。 了解も取り付けず、いきなり製品を送りつけたことを厳しく叱られたが、面談していただき、簡易的な評価ということだったが、LEDピュアSS1で99.95％の殺菌を確認したとの報告をいただいた。
弊社は、今後、西村先生と協力して、新しい用途、製品を開発し、本当の性能を提供したい。
白色のMOSピュアでもこんなに捕獲
平成29年07月31日
嘘のない製品
