Chapter 165
残念ながら、東京オリンピックは、人類が新型コロナウイルスに打ち勝つことができなかった証になりそうだ。 緊急事態宣言が一部解除になったが、日本の緊急事態宣言は、海外で一般的なロックダウンと比較すると緊急度合が低い。 英国ジョンソン首相は、“War”と表現した。 開幕まで半年を切った今だからこそ、無事終了するまでは、ありとあらゆる可能性を封じ込める必要がある。 これは、戦争であり、どうにかなるだろうでは、勝てない。 戦わずして、なぜ勝てる? 私は断言する。 「宣言解除は、オリンピック開催断念と同義」と。 太平洋戦争後、米国の庇護の下、戦争とは無縁だった国が、テロといった不測の事態への対応能力が高い筈がないが、オリンピックで言えば、代表選手どころか初心者といったところだ。 そんな日本で、前代未聞のコロナ禍でテロを防いで安全にオリンピックが開催できると思えない私は、皮肉家過ぎるだろうか? もし、私がテロリストなら、何のリスクも犯さないでテロを成功できる。 方法は、至って簡単。 日本へ向かう選手団に、こっそりウイルスの入った液体をスプレーする。 米国で、炭疽菌テロがあったが、封筒に入れて送りつけるだけで、政府機関がパニックに陥った。 オウム真理教のサリン事件では、ビニール袋にサリンを入れて傘の先で突いた。 化学物質を使えば、その製造や、持ち込み経路に難易度が増すが、今、どの国でも入手可能な、新型コロナウイルスであれば、何の造作もない。 感染者を選手団と同じ飛行機に載せるだけ。 従って、テロを防ぐには、世界各国の選手団は、チャーター便は当然のことながら、入国後も移動手段、滞在中の選手村の出入り、面会も制限せざるを得ない。 しかも、これは選手に限った話ではなく、選手には監督、コーチ、トレーナー、その他さまざまな役割のサポーターがいて、ウエア、シューズ、道具のメーカーサポート、食事、その他の面倒をみるスタッフもいるので、かなりの数になる。 そして、それらを迎え入れる側には、審判、競技場、コート、プールの整備、管理、運営スタッフ等、交通整理、通訳のボランティアも含めれば膨大な数の人々が関わる。これらの関係者全ての衣食住の局面で、テロのリスクがある。更に、 選手村の中で生活する人々は隔離できても、そこにサービスを提供する人々は隔離できない。 となると、観戦者は、どのような経路で来場するかわからないので、無観客での開催が前提となる。 無観客だとしても、最低限の対策としては、選手村の中で生活する人々とサービスを提供するスタッフは、ワクチンの接種が必須になる。 それにも関わらず、ボランティア他、大会運営スタッフは当然の事ながら、参加選手へのワクチン接種のスケジュールさえ、話題にならないのは、なぜか? その他、万が一、選手に感染者が出た場合の出場資格、どこまで隔離範囲を広げるのかといった、ガイドラインはあるのか? 従って、開催できる前提条件として、少なくとも国内では根絶、入国選手関係者は、完全隔離、その他、体内だけでなく、体外に付着したウイルスを持ち込ませないようにする対策が必要だ。 少なくとも、4月末の時点で、国内感染者ゼロになっていなければ開催はできないと考える。 感染対策に、弊社の最新のハイテク「深紫外線LEDシャワーBOX」と「大空間用殺菌消臭器LEDPURE AF1」を有効に活用して欲しい。
令和3年03月02日
非常事態宣言解除に警告する!