ナイトライド・ニュース
ナイトライド・セミコンダクター(株)(徳島県鳴門市瀬戸町明神字板屋島115-7、088-683-7750)は、48mW出力で従来製品よりも出力を10倍以上高めた表面実装型の紫外線LEDを開発した。12月からサンプル出荷を開始する。
この紫外線LED「NS-375L-4SFG」は、出力が48mWと、同社の従来製品「NS375L-7SFF」の3.5mWと比べて10倍以上。チップサイズを従来の280 x 280µmから、600 x 600µmへと面積比で約4倍にし、放熱性の高いパッケージと組み合わせることで、電流値を高めても効率を落とさずに高出力を得ることに成功した。
また大面積チップを採用することでチップ実装の工程を減らし、大幅な費用削減と小型化を実現した。放熱性が良いため長寿命化し、高効率のために消費電力を低く抑えられ、費用対効果が高い。
同社ではこの新型紫外線LEDを光樹脂硬化用や空気清浄機用光源(光触媒)のほか、ノーベル化学賞で注目される蛍光たんぱく質(GFP)の発光分析への応用も見込んでいる。同製品は従来GFPの発光観察に使用されていたUVランプ(ブラックライト)や青色LEDに比べ、小型で面積が限られた場所での蛍光反応確認に利用できる、可視光をほとんど出さないため蛍光反応が見やすいなどの利点がある。
同社は12月からサンプルを出荷し、2009年1月には正式発売する見込み。サンプル価格は3000円で、量産時には1000円程度に設定したいとしている。
同社には高出力紫外線LEDとして多実装型「NS375M-CPFX」(最大出力450mW)があるが、費用が高いため安価で高出力な製品が待望されていた。
この紫外線LED「NS-375L-4SFG」は、出力が48mWと、同社の従来製品「NS375L-7SFF」の3.5mWと比べて10倍以上。チップサイズを従来の280 x 280µmから、600 x 600µmへと面積比で約4倍にし、放熱性の高いパッケージと組み合わせることで、電流値を高めても効率を落とさずに高出力を得ることに成功した。
出力従来比10倍以上の紫外線LED
同社は12月からサンプルを出荷し、2009年1月には正式発売する見込み。サンプル価格は3000円で、量産時には1000円程度に設定したいとしている。
同社には高出力紫外線LEDとして多実装型「NS375M-CPFX」(最大出力450mW)があるが、費用が高いため安価で高出力な製品が待望されていた。