Chapter 157
新型コロナウイルスのワクチン開発が急務になっているが、その前に、馬鹿に付ける薬を開発すべきと真剣に思える。各地が未曽有の自然災害で復興もままならず、ウイルス感染が急増する状況で、呑気に旅行に行く馬鹿を補助する必要があるか?それなら、復興ボランティアに日当を払え!いきなり外出自粛、いきなりGo to!と、事前説明がないことと、政策に一貫性がないことに驚く。ここ数か月辛抱した分を、全て無にすることを承知だろうか?コロナ患者を受け入れる病院の人手と物資不足、一方で一般の医療機関の経営がボロボロになっている状況を知らないのか?
嘘も方便という言葉がある。他人に嘘をつくことは好ましくないが、時と場合によっては、嘘が必要なこともある。薬の効果に関して、医療従事者なら誰でも知っている有名な嘘がある。薬は、本人が効くと思って飲まないと効かないそうだ。実際に、風邪を引いた患者に、風邪によく効く薬と説明して、ただの鎮静剤を飲ませても治るとのこと。また、インフルエンザウイルスの予防接種で、受けた人が感染する例が多く存在する。理由は、接種した型が合わなかったということだが、単にインフルエンザといっても様々な種類があって、どれでも効くということにはならない。ただ、重要なのは、接種を受けた人が、自分は罹らないと信じること。だから、ワクチンの開発を急ぐ。
政策に関して同様に考えると、コロナ以降の政策に関して、これなら乗り越えられるとか、これなら大丈夫だと思える内容とは程遠い。やらない方がましと思えるのは残念としか言いようがない。緊急事態時の政策決定のプロセスに関して、欠陥が存在することは明白。そもそも、日本の国際競争力の低迷を見れば、平時の政策決定にも重大な欠陥がある可能性が高い。誰が発案し、どのような議論を経て、誰が最終決定しているのか、課題解決の妥当性の検証と責任の所在を明確にする必要がある。
方便としての嘘ではなく、本物の嘘やインチキがまかり通る嫌な国と感じる。終戦から75年。戦争のない平和な時代が続いたことは確かだが、お国のためと犠牲になった多くの戦争犠牲者に、皆さんのお陰で、こんな国になりましたと胸を張って言えるか?
政治と金の問題が連日報道され、政治と行政が、経済団体を口実に金をばら撒く姿が露骨過ぎる。巧妙な嘘なら、素直に騙されるが、下手過ぎて残念だ。
コロナウイルスを不活化できる、嘘のない深紫外線LEDシャワーを開発した。防護服とフェイスシールドを着用したまま入って、2分間で1回転してもらい、全身を効率的に不活化できる。これを使えば、繰り返し、防護服とフェイスシールドを再利用できる他、これらの廃棄にもそれほど気を使わなくても済む。
科学は嘘をつかない。科学的にウイルスと戦うことが経済活性化の近道と思うのだが、いかがだろう。
令和02年07月22日
馬鹿に付ける薬はない