Chapter 159
菅儀偉新政権が発足して、忖度政治からの修正が効くのかと疑っていたが、早速、河野太郎行政改革担当相が、「ハンコをすべて無くす」と発言するなど、本気で改革に取り組む意気込みが伝わって来る。 ハンコ業界からは、ハンコを悪者にするなという反感もあるだろうが、一部の特定企業だけを優遇する忖度がなくなり、国民全体の利益を優先した感が強くなった。 日常生活で、決済は、スマホ若しくはカード、社会保険申請や確定申告もオンラインという流れの中では当然と言えるし、既にハンコを無くす取り組みは始まっていた。
経済産業省は、今年に入ってから、デジタルトランスフォーメンション（DX）を推進している。 日本が直面する、少子高齢化、そしてコロナ禍で他人との接触機会を極力減らしたい環境の下で、ネットワーク化、デジタル化、AI化によって、一切の無駄を排除することができるリーサルウェポンだ。 単に、お役所の仕事が効率化できるだけでなく、民間企業、例えば、製造業で言えば、原材料の発注、支払いから、製品の製造、在庫管理、販売、出荷、入金、残高確認といった一連の流れを、銀行、取引先と連動することで、各企業、企業内の各部署が、それぞれ行ってきた重複する業務を一元管理して、PC端末1台それも管理ソフトひとつでできるようになる。 特殊な業種では、会社のオフィスが不要になり、社長はじめ従業員は、在宅で勤務する。 また、企業は、毎月の取締役会に掛ける月次決算は言うまでもなく、日次、時次決算さえ可能になる。 況や、年度末の大仕事、年次決算をやとなる。 また、全てのお金の動きが連動すれば、マネーロンダリングといった不正ができなくなる。（その代わり、ソフトのセキュリティは重要になる） こういう社会、若しくは業務の効率化のために税金を投入するのは大歓迎。 迷走続きだった新型コロナウイルス対策の汚名を挽回する有効な一打になり得る。
栄華を誇った家電、半導体、FAの国際競争力が急激に低下し、最後の砦、自動車産業も電動化に乗り遅れ、世界での存在感低下著しい日本経済の現実を見て、今、改めなければ、ウイズコロナの混沌とした世界情勢の中で、遠からずデフォルトの憂き目に遭うことは想像に難くない。 そうならないためにも、打てる手はすべて打つ必要がある。
DXは、取り敢えず、遅れを取り戻すための一手に過ぎないが、波及効果の限られる宇宙産業やデメリットの大きいカジノよりは、的が当たっている。
さて、新型コロナウイルスは、一向に収まる気配がないが、秋以降、訪れるであろう第3波に備えなければならない。 お陰様で、弊社のLEDPUREシリーズは、一部人気製品が、品薄となり、売り出しと同時に、即、完売状態で、「いつも在庫なしですね」と皮肉を言われる始末。 本当に必要としておられる医療現場の皆様に、十分供給できない状況で、大変なご迷惑をお掛けしている。 この場を借りてお詫び申し上げます。 「誠に申し訳ございません」 増産体制を強化して、秋以降、一刻も早い状況改善を目指しています。 もう少々のご辛抱をお願い申し上げます。
品薄状態が続くUV殺菌消臭機LEDPURE AM1
令和02年09月25日
菅新政権誕生に期待大
